29.06.2015

「レジャーに費やせる時間に対する満足度調査」

 GfK は22カ国27,000人に対しレジャーに費やせる時間への満足度を調査し、その結果を発表しました。

概要
  ・レジャーに費やせる時間が十分あると感じている人が多い国は、アメリカ、イギリス、カナダ。
   ・日本の満足度は調査22カ国中では極めて低い。中でも15-19歳の満足度は最も低い。     

 レジャーに費やせる時間があるか、その満足度を世界22カ国で調査したところ、58%が満足と感じていることが明らかになりました。16%が「大変満足している」、42%が「ある程度満足している」と回答しており、「不満である※1」とした割合は僅か18%にとどまりました。レジャー時間の概念はもちろん文化や個人によって異なりますが、レジャーに費やせる時間が足りているか否かという感覚は比較可能なインサイトと言えます。 
  各国の状況をみると、「満足している※2」の割合が最も高かった国はアメリカとなりました。アメリカは休暇日数が少ない国としても知られていますが、69%の人がレジャーに満足できる時間を費やせていると感じていることが明らかになりました。また、イギリス、カナダでは67%、ベルギー、ドイツでは66%と多くの人が満足していると回答しました。一方、レジャーに費やせる時間が足りない(不満である)と感じている割合が最も高かった国はロシアで31%となりました。
  日本の状況を見ると、レジャーに費やせる時間が十分にあるかという質問に対し「満足している」とした人は38%、一方、「不満である」の割合は30%にのぼりました。満足が不満を8%上回ったものの、調査22カ国でみると満足している割合は極めて低く、総じてレジャーに使える時間をとりにくい環境や心情にあることが伺えました。年代別に「満足している」と回答した割合を見ると、15-19歳では28%、20~50歳代では35%前後、60歳代以降では61%となりました。いずれの年代もグローバル(22カ国全体)の値を下回りましたが、中でも15-19歳では30%以上下回っており、最も大きな差があることが明らかになりました。

※1:「全く満足していない」と「あまり満足していない」の計  ※2:「大変満足している」と「ある程度満足している」の計 
 -- 調査概要 -- 
 調査国:世界22カ国(アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、 ドイツ、イタリア、日本、 メキシコ、ポーランド、ロシア、 台湾、香港、 韓国、 スペイン、スウェーデン、 トルコ、イギリス、 ウクライナ、アメリカ合衆国)
 調査対象:15歳以上の消費者27,000人
 調査方法:インターネット調査および対面調査 
 調査時期:2014年夏

<以下より、図表付の資料をダウンロードいただけます>

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