27.02.2015

「2014年 ドライブレコーダー販売動向」

前年比50%増のペースで拡大

  ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパン株式会社(東京:中野区)は、全国のカー用品量販店、家電量販店、インターネットにおける2014年のドライブレコーダー販売動向を発表した。

  概要 
   ・ドライブレコーダーの国内販売台数は前年比1.5倍の43万台
   ・衝撃検知機能搭載製品は4割強へ

市場規模
 販売実績からドライブレコーダーの国内販売台数※1を試算すると、2014年は前年比1.5倍の43万台に達した(図1)。ドライブレコーダーは交通事故時の客観的な映像の記録といった目的の他に、ドライブ時の景観撮影や商用車に装着してドライバーの安全意識を向上させるためなどにも用いられ、市場は年々拡大している。メーカーの参入も続いており、2014年の販売メーカー数は前年の1.2倍となる約50社に上った。

衝撃検知機能搭載が増加
 市場では衝撃検知機能を搭載したドライブレコーダーの販売が伸びている。同機能搭載製品の販売数量構成比は年初は32%であったが年末には60%へ拡大し、2014年通年では43%を占めた(図2)。同機能搭載製品の平均価格は14,800円と、非搭載製品の約1.8倍高く、ドライブレコーダー市場全体の平均価格上昇にもつながっている。2014年のドライブレコーダーの税抜き平均価格は前年から約1割上昇し11,300円となった。

市場は引き続き伸長
 販売実績から推計したドライブレコーダーの国内累計販売台数は100万台程度とみられ、国内の乗用車保有台数(約6,000万台※2)を考えるとその潜在需要は非常に高い。2015年1月のドライブレコーダー販売は数量前年比57%増、金額前年比97%増と市場は拡大が続いている。ドライブレコーダーの国内販売台数は2015年にはポータブルナビのアフターマーケット市場規模を上回ると見込まれており、今後の動向が引き続き注目される。

※1. アフターマーケットに限る
※2.  日本自動車工業会統計より

<以下より図表付資料をダウンロードいただけます> 

Download (PDF)