27.10.2016

「身体の衰えに関するグローバル意識調査」

 GfKは17の国と地域の22,000人に対し、身体の衰えに関する意識調査を実施し、結果を発表しました。

【概要】
  ・ 現在または将来において、最も多くが不安に感じる身体の衰えは「視力の低下」と「注意力・記憶力の低下」。
  ・ 「白髪」を最も懸念しているのは、日本の女性。加齢に伴う外見の変化を不安視。

 GfKは19の身体の衰えに関する症状について、現在および将来のこととしてどのくらいの人が特に不安に感じているかを調査しました。グローバルで最も多くの人が不安視しているのは、「視力の低下」と「注意力・記憶力の低下」で38%に達しました。これに続き、「体力・気力の低下」(36%)、「自分の体の面倒を見ることが困難になること」(34%)、「体の自由が利かなくなる/歩行や運転ができなくなること」(33%)があげられました。不安に感じる症状は国によって大きく異なり、グローバルで最も不安視されていた「視力の低下」を見ても、スペイン、メキシコ、アルゼンチンでは50%以上の人が不安に感じているのに対し、オランダでは24%にとどまりました。

 日本の状況を見ると、最も多くの人が不安に感じているのは「視力の低下」(45%)で、次いで「体力・気力の低下」(39%)、「筋肉の衰え」(37%)であることが明らかになりました。なお、「筋肉の衰え」を不安視する割合は調査17カ国中で最も高いものでした。男女別にみると、男性が不安に感じるトップ3の症状は全体と同じでしたが、女性ではトップの「視力の低下」(46%)に僅差で、2番目に「肌のシワ・たるみ」(45%)があげられました。なお、この「肌のシワ・たるみ」を不安視する女性の割合は、韓国の女性の47%に次いで17カ国中2番目に高いものでした。さらに同じく外見に関する症状である「白髪」についてみると、不安視する日本の女性は38%に上り、17カ国の女性の中で最も高いことが明らかになりました。加齢に伴う外見変化が女性としての価値低下につながると考え、恐れを抱く女性が他国より多いことがうかがえる結果となりました。


 国や性別によって不安に感じる症状が異なるという本インサイトは商品の訴求・宣伝を考える上で役立ちます。本調査に関する17カ国の詳細情報は以下サイトにて公開しています。
http://www.gfk.com/global-studies/global-study-overview/ (コンテンツは英語です)

 

-- 調査概要 --
調査国: 世界17カ国( アルゼンチン、オーストラリア、 ベルギー、ブラジル、 カナダ、中国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、メキシコ、オランダ、ロシア、韓国、スペイン、イギリス、アメリカ合衆国)
調査対象: 15歳以上の消費者22,000人,   調査方法: インターネット調査,   調査時期:  2016年夏


<以下より図表付資料をダウンロードいただけます> 
その他のプレスリリースはこちらからご覧いただけます。

Download (PDF)